世界各地で行われている代表戦。オーストラリア女子代表は3日にホームで行われた中国との親善試合に2-0で勝利した。
そうしたなか、『Obrs』は、「マチルダス(豪州女子代表)の親善試合に7.6万人、日本は反撃キャンペーンを開始」という記事を伝えていた。
豪州女子代表にとって、この日の中国戦はパリオリンピック前最後のホームゲーム。スタジアム・オーストラリアには76,798人ものファンが駆けつけた。
一方、なでしこジャパンこと日本女子代表は、スペイン遠征でニュージーランドを撃破。同紙はその2試合を合わせて伝えていたようだ。
なお、中国戦は36歳の豪州女子代表GKリディア・ウィリアムズにとってのお別れ試合の意味合いもあった。
2005年から代表でプレーしてきた彼女はキャップ数100を超える重鎮だが、パリ五輪後に代表を引退することを発表(その後、発表された五輪メンバーに名前はなく、結果的に代表引退試合に)。
そのウィリアムズはオーストラリアの原住民であるアボリジニにルーツを持つ。この試合前には、アボリジニスポーツ界の殿堂入りを果たしている元テニス選手のイボンヌ・グーラゴングさんからこれまでの功績をたたえる記念品を贈られた。
ウィリアムズは「とても感動的だった。(グーラゴングさんとともに)先住民の女性として、サッカーを愛する人で満員になったスタジアムでこの瞬間を共有できたことはとても特別」と試合後に話していたそう。
なお、豪州はパリ五輪のグループステージA、なでしこはCに入っている。