現在115件もの財務規則違反の疑いによって裁判に臨んでいるマンチェスター・シティ。

今月から非公開でその事件に関する審問がスタートしている状況であるが、『Daily Mail』によれば逆にマンチェスター・シティもプレミアリーグに対して訴えを起こしたという。

マンチェスター・シティの幹部らはこのプレミアリーグによる規則に対して憤慨しており、「自分たちは差別されている」と感じているとのこと。

そして今回「プレミアリーグの規則は我々の成功を阻むことを狙ったものであり、多数派の暴政である」と主張する165ページの法的文書を提出したそうだ。

マンチェスター・シティはプレミアリーグが定めている関連当事者取り引き規則(通称「APT」)は違法なものであると訴え、その廃止を求めているほか、損害賠償として数千ドルの支払いを要請しているとのこと。

マンチェスター・シティ、歴代最高のベストイレブン

2021年にサウジアラビア政府に関連する投資ファンドによってニューカッスル・ユナイテッドが買収されたあと導入されたAPTは、「オーナーと個人的な関係がある企業とのスポンサー契約を拡大すること」を禁止するもの。すべての契約は公正市場価値から離れていないことが証明されなければならない。

これはプレミアリーグのクラブの投票によって賛成多数で導入されたものであるが、マンチェスター・シティは「アラブ諸国によるオーナーシップに対する差別である」として廃止を求めるようだ。

【厳選Qoly】インドネシアの帰化候補「150人超」に対し…帰化して日本代表になった7名