かつてキャプテンとして日本代表を牽引した吉田麻也。
欧州やアメリカでのプレー経験を持つ彼は、先日、日本の超党派議員たちによる「アスリートのプライバシー」問題対策会合にオンラインで参加した。
その吉田は、Tokyo FMの『吉田麻也の切り替えて行こう!』でこの件についてこう語っていた。
「アスリートの目線からこういう被害をどうとらえているかとか、どうしていくべきかを発言させてもらいました。
ヨーロッパでの対応の仕方とか、アメリカではこうですよとかを話しながら、日本がとるべき対策は何なのかを皆で考えた会だったんです。
ご存知の通り、限度を超えたファンの対応があったりとかいくつかあるんですね。これからオリンピックもあるし、ワールドカップとかイベントごとに誹謗中傷の標的にされて、やられてしまうと皆にとってマイナスなんじゃないかと、これをどうしていこうかと話し合った。
僕が思うに、もうちょっと制裁を強くしないと抑止力が足りないんじゃないかなと思います。欧米では損害賠償の額は日本よりもはるかに大きいので、出す側もリスクがある。それが誹謗中傷をする際のある程度の抑止力につながっているんじゃないかと思うので、日本も最低でも3桁を4桁台に持っていくことで不透明な情報は淘汰されるのかななんて思うんですけど。
つきるところ、代表戦でこういうことが出てしまうと、国益を損なうことにつながるので。国益を得るのは日本の国にとって重要なことだと思うので、みんなで一緒に考えていこうというところですかね」
欧米と比べて日本の対策はまだ不十分だとしつつ、罰則の強化を訴えたそう。
賠償額の桁をひとつ引き上げることも抑止力になると考えているようだ。