今シーズンまでポルトガル2部のオリヴェイレンセでプレーしていたカズこと三浦知良。
今年で57歳になったレジェンドは、ポルトガルでは9試合で0ゴールという結果に終わった。
そのカズはフジテレビ系列の『ワイドナショー』で、旧知の間柄である前園真聖さんと語り合った。
「思うような結果は出ませんでしたし、もっと試合に出たかったし、出れるとも思っていたし、もっと出られればゴールもあげられるんじゃないかと思ってましたので、悔しい思いばかり。そのなかでも、それがすごい幸せに感じる。
僕なんか何者でもない、向こうではね。こちら(日本)では、横浜FCでも鈴鹿でも、みんな気を遣うじゃないですか、僕に。練習中に気を遣われているのも分かりますし、コーチ陣も監督も。
向こうに行ったら、監督も選手もコーチも忖度なしですから、ガチンコ勝負みたいな。
一番仲良くなったアフリカ系の選手なんかは、バシバシ後ろから削ってくるんですよ。1vs1で足は蹴ってくるし、謝らないですからね、練習中は絶対に。
それが刺激的だし、逆に言うと精神的に若くいられた。本当にみんなと同じなんだって感じになるので。
監督からは『三浦、もっと速く走るんだよ!』って(言われるけれど)、走れるわけないじゃない(笑)それも日本では言う人がいないから。
それがサッカーだよな、プロの世界だよなっていうか。そういう環境にいられる自分に酔っちゃってました。俺ってカッコイイなと思っちゃいました(笑)」
忖度なしの環境がむしろ心地よかったとか。なお、仲良しになったという選手は26歳のFWジャイミーニョで、カズより30歳以上年下になる。
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ただ、カズはシーズン中のアルコール摂取を禁じてるそうで、酒の席で選手たちと仲良くなることができなかったことを悔やんでもいた。