サンフレッチェ広島は24日、MF川村拓夢がオーストリア1部のレッドブル・ザルツブルクへ完全移籍することが決定したと発表した。

6月の日本代表にも選出されていた24歳は、今季J1で14試合に出場し2ゴール。広島の中心選手として活躍していたが、6月14日に海外クラブへの移籍を前提とした手続きと準備のためチームを離脱していた。

以下はザルツブルクへの完全移籍が決まった川村のコメント。

「このたび、FCレッドブル・ザルツブルクへ移籍することになりました。

このタイミングでチームを離れることに悩みましたが、サッカー選手として新しい挑戦をしたい自分の気持ちを尊重し、受け入れてくれたスキッベ監督をはじめ、クラブ、スタッフ、チームメートには感謝しています。

スクールの頃から約10年間、クラブにはサッカーはもちろん、人としてもたくさん成長させてもらいました。僕自身、このクラブのユニフォームを着てタイトルを取ることが小さい頃からの夢であり、クラブへの1番の恩返しだと思っていました。そのなかで昨年初めてシーズンを通して試合に出場しましたが、チームの勝利に貢献したい、活躍したいという気持ちと、パフォーマンスがなかなか伴わず、シーズンを通して難しい時期が続き、選手として人としてもっと成長したい、大きくなりたいと強く感じるようになりました。そして今回、ザルツブルクからオファーをいただき、年齢的にも最後のチャンスだと思い、新しい世界へチャレンジすることを決断しました。

トップチームでプレーして3年半、まだこのクラブでやり残した事、成し遂げたい事はたくさんあります。海外でさらに成長し、サンフレッチェ広島から改めて選手としてオファーをいただけるような活躍をしたいと思います。このクラブのユニフォームを着て皆さんと共に戦った選手として、これからも少しでも応援していただけると嬉しいです。

10年間本当にありがとうございました」

レッドブル・ザルツブルク側も川村の獲得を同時発表。

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背番号は16になるとのこと。かつて宮本恒靖や南野拓実らがプレーしたオーストリア屈指の強豪クラブでの成長が期待される。

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