イングランドのウォルヴァーハンプトンでプレーする韓国代表FWファン・ヒチャンが、SNS上で人種差別被害を訴えた。

ウルヴスは15日にセリエAのコモとのプレシーズンマッチを行ったが、その試合で騒動が起きた。

「スポーツや人生のあらゆる面において、人種差別は許されない。事件後、コーチ陣とチームメイトはすぐに必要なら一緒にピッチを去ると言ってくれた。彼らは僕の健康状態を常に気遣ってくれた。チームメイトにあらためて感謝している。

そのような状況だったけれど、僕はプレーを続けたいと思い、ピッチでやるべきことをやった!最後に、応援メッセージを送ってくれた皆さんに感謝する。人種差別は許されない」

『BBC』によれば、問題の発言をしたのはコモ選手だそう。

後半半ばに騒動は発生し、ヒチャンはギャリー・オニール監督から試合を放棄するかと聞かれたがそれを拒否。そばにいた味方FWダニエウ・ポデンスはヒチャンへの人種差別発言を聞くと、相手に怒り拳を繰り出して退場になったという。

オニール監督は「Channy(ヒチャン)は人種差別的発言を聞いた。非常に失望した」とコメント。彼は2022年にも人種差別のターゲットになっており、ウルヴスはUEFAに対して苦情を申し入れるとしている。

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一方、コモ側は人種差別的発言を否定。

「当該DFは、味方DFに対して、『彼を無視しろ、彼は自分をジャッキー・チェンだと思っている』と発言した。選手たちに話を聞いたが、これはあの選手の名前と味方選手からChannyと呼ばれていたことに対するものだと確信している。我が選手は蔑視的な発言はしていない。特定のウルヴスの選手たちの反応によって、この出来事が大げさに伝えられたことに失望している」と反論している。

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