パリ五輪で問題になっているカナダ女子代表チームによるスパイ疑惑。禁止されているドローンを用いて相手チームの練習を撮影したとされている。
FIFAは、カナダ女子代表の勝点6剥奪、監督とコーチ陣は1年の活動停止、さらに、罰金22.6万ドル(約3,474万円)の処分を科した。
ただ、カナダサッカー協会は「FIFA規律委員会の決定が選手たちに与えた影響に失望した。倫理に反する行為に関与していない女子代表チームの選手たちに対する過剰な懲罰だ」として、処分への控訴を行う構えを見せている。
『O TEMPO』などによれば、ブラジル女子代表のアルトゥール・エリアス監督は、スパイ行為への厳罰を支持していたそう。
「当然ながら、練習場は非公開である必要がある。それがサッカーの一部であり、対戦相手だけでなく、情報が漏れる可能性もあるからだ。
今日のサッカーは非常に戦略的で、相手チームが余計な情報を持っていると有利になる。
カナダチームとの関連は初めてのことではない。罰を与えなければならない。調査をするべきだ。不正を働いたり、できないはずのアドバンテージを得ようとしたりすることは、スポーツの価値観に大きく反するからだ。オリンピックの価値観にそぐわない。オリンピックやスポーツの価値観に反する」
カナダは女子代表だけでなく男子代表もドローンを活用してきたと伝えられている。
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