パリ五輪を戦ったサッカー日本代表の戦いが終わった。
男子のU-23日本代表は、2日に行われたスペインとの準々決勝に0-3で敗戦。
女子のなでしこジャパンも3日に行われたアメリカとの準々決勝に0-1で敗れている。
スペイン戦では細谷真大の得点がつま先のオフサイドとして、VARによって取り消されたことが話題になった。
また、アメリカ戦でもトリニティ・ロッドマンが決めたゴールはオフサイドなのか際どいものだった。
VARがオンサイドと判定した画像を『ESPN』が伝えている。ロッドマン(5番)と北川ひかる(13番)の位置関係がこちら。
ロッドマンは腕の先が出ているように思えるが、判定はオンサイド。競技規則にはこう記されている。
「競技者は、次の場合、オフサイドポジションにいることになる。
・頭、胴体もしくは足の一部でも、相手競技者のハーフ内にある(ハーフウェーラインを除く)。
・競技者の頭、胴体もしくは足の一部でも、ボールおよび後方から2人目の相手競技者より相手競技者のゴールラインに近い位置にある。
ゴールキーパーを含むすべての競技者の手や腕は、含まれない。オフサイドの反則を判定するにあたり、腕の上限は、脇の下の最も奥の位置までのところとする」
手や腕は含まれないとしつつ、腕には上限が定められている曖昧さ…。
北川の右腕と臀部の一部が、オフサイドラインとなるロッドマンの上腕よりもわずかに出ていたために、オンサイドと判定された。
あの本田圭佑も細谷へのオフサイド判定に「マジでこれオフサイドになるん?もうサッカーのルールがよく分からん」とこぼしていたが、サッカーファンでもない人にとってはもはや理解不能かもしれない。