オランダ代表として108試合に出場してきたDFダレイ・ブリントは、自身のSNSで国際試合からの引退を宣言した。
伝説的なDFダニー・ブリントの息子として生まれたダレイ・ブリントは、アヤックスのアカデミーで育成されてトップチームで活躍。若くしてエールディビジ4連覇に貢献した。
2014年にはルイス・ファン・ハールが指揮するマンチェスター・ユナイテッドへと移籍し、FAカップやヨーロッパリーグの優勝を経験。
そして2018年にはアヤックスへと復帰しキャプテンを任されていたものの、チャンピオンズリーグの試合中に突然強いめまいを起こし、検査の結果心臓の周辺に炎症があることが判明した。
ただ長い治療の末に埋込み型除細動器を装着してピッチに戻ることに成功し、その後バイエルン・ミュンヘンとジローナでプレーしている。
彼は自身のSNSで以下のように明かし、オランダ代表でのプレーを終えた理由について説明していた。
「オランダ代表のオレンジのシャツを108回も着られたのはとても光栄なことだ。11年もの間、僕はあれを身につけ続けるために全力を尽くしてきた。そして、多くの美しい瞬間を僕にもたらしてくれた。
同じようにそれを大切にしている新世代の才能が生まれてきているし、代表監督とよく話し合った結果、僕は『クラブと家族に集中する時が来た』と感じた。
改めて、とても光栄な時間だったと思う。代表のコーチ、スタッフ、チームメイト、そしてもちろんオランダのサポーターに感謝したい。みんなありがとう」
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2013年に行われたイタリア代表とのフレンドリーマッチでデビューしたブリント。最後となったのはEURO2024のルーマニア戦で途中出場した試合であった。
現在34歳となっているが、ジローナとの契約は2026年まで残っており、昨季もリーガで34試合に出場するなど主力として活躍。クラブレベルではまだまだそのキャリアを伸ばしていきそうだ。