オランダ代表は16日に行われたポーランドとのEURO初戦に2-1で勝利した。
コーディ・ガクポのゴールで同点に追いつくと、終了7分前にヴァウト・ヴェフホーストのゴールで逆転する白熱の展開だった。
そうしたなか、スタンドで応援していたファンの仮装が物議を醸している。
オランダ代表のレジェンドであるルート・フリットに扮したファンたちが顔を黒く塗るブラックフェイスをしていたため、大きな騒ぎになっているとか。
ただ、『De Telegraaf』によれば、フリット本人は「実のところ、本当に光栄なことだと感じている。まだ私は忘れられていない」と話していたそう。
フリット擁するオランダ代表は1988年のEUROで優勝。ファンたちが着ていたのは、当時のユニフォームを復刻したようなデザインのシャツだ。
フリットは当時の栄冠から30年以上経っても忘れられていないのはむしろ光栄だと感じている模様。
オランダでは“ズワルト・ピート(ブラック・ピート)”という仮装で顔を黒く塗ることが度々問題になってきた。ただ、今回はそれとは違うというとらえ方もされているようだ。