ついに開幕を迎えたEURO2020でショッキングなアクシデントが起きた。

グループBのデンマーク対フィンランド戦でクリスティアン・エリクセンが突如昏倒。その場で心肺蘇生措置を受けるほど深刻な状況だったが、現在は安定した状態にある。

彼とアヤックスでともにプレーしたオランダ代表DFダレイ・ブリントも心筋炎を患ったことがある選手だ。2019年に心停止を防ぐための装置を埋めこむ措置を受けた後にプレーに復帰している。

そのブリントはEURO初戦のウクライナ戦に先発出場。後半19分に交代する際に思わず涙を浮かべていた。

『NOS』によれば、ブリントはエリクセンの件でひどく動揺し、この試合でプレーしないことも考えていたという。

ダレイ・ブリント(オランダ代表DF)

「(テレビでエリクセンが倒れるのを見たことは)相当な影響があった。

自分にとっては見覚えのあることだった。強烈なものだった。

プレーするために精神的なハードルを乗り越えなければいけなかった。

(それでもプレーしたことを)誇りに思う。最終的には感情があふれ出た」

ブリントは「僕は大丈夫だ」としつつ、エリクセンが復帰できるかについては「そっとしてあげて」と語っていたとか。

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フランク・デブール監督は2点をリードした時点でブリントを下げたが、オランダはその後まさかの2失点。ただ、終了間際に勝ち越して、3-2で勝利している。

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