木曜日に行われたヨーロッパリーグの予選3次ラウンドで、PK戦が17人目まで行われるという珍しい試合があった。

その場面があったのはアヤックス(オランダ)対パナシナイコス(ギリシャ)の一戦。ヨハン・クライフ・アレナで行われた試合は0-1で終了した。

ファーストレグでは1-0でアヤックスが勝利していたため、試合は延長戦を終えてアグリゲートスコア1-1と同点に。勝敗はPK戦に委ねられることになった。

先攻のパナシナイコスは1人目のダニエル・マンシーニが失敗して躓くも、アヤックスは5人目のブライアン・ブロビーが失敗して4-4に。

さらにサドンデスになったあとも7人目と8人目では両チームともに連続失敗するなどなかなか決着がつかず。

両ゴールキーパーがキッカーを務めて成功させるなど、11人のメンバーを1巡しても勝敗は決まらなかった。

試合が結末を迎えたのは17人目にかけて。16人目ではパナシナイコスのムラデノヴィッチが失敗し、そしてアヤックスもブライアン・ブロビーがまた失敗するという状況の直後だった。

パナシナイコスの17人目となったヴィレーナが失敗すると、後攻のアヤックスがアントン・ガーエイが成功。これでようやくスコアに差が付き、この時点で試合が終了。34本の長いPK戦が終わり、アヤックスが次のラウンドに駒を進めることになった。

ギネス世界記録超え!なんとPK戦で「56人目」まで決着がつかない超珍事が昇格プレーオフで発生

なお、これでアヤックスのブライアン・ブロビーはなんとPK戦で2回失敗するという珍しい記録を打ち立てている。11人が1巡することもなかなかないため、非常に数少ないケースであるという。

ちなみにPK戦では昨季イスラエルの下部リーグにおける昇格プレーオフで「56人目まで決着がつかず」という記録があるとのこと。

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