Qolyアンバサダーのコラムニスト、ロイすんによるレポートをお届けします。

アーリング・ハーランドやマルティン・ウーデゴール、先日アトレティコ・マドリード移籍が決まったアレクサンデル・セルロートなど、近年世界レベルのプレイヤーを多く輩出しているノルウェー。

加えてオスカー・ボブのようなテクニシャンも育ってきたが、カタールW杯、EUROともに予選敗退と、肝心の結果が伴っていない…。

勝負事だから仕方ないとはいえ、ハーランドを、ウーデゴールを、国際舞台で見たい!そう思っているサッカーファンも多いのではないだろうか。

今回はそんなノルウェー代表にスポットを当て、代表チーム強化のカギを握る3人の若手逸材を紹介する。

アントニオ・ヌサ

生年月日:2005年4月17日
所属クラブ:クラブ・ブルージュ(ベルギー)

今ノルウェーでもっとも勢いのある若手の1人が、多く名手を4大リーグへと送り込むベルギーリーグで修業を積む、19歳のアントニオ・ヌサだろう。

ネイマールを思わせる独特のステップとリズミカルなドリブルを武器とするウインガーで、破談に終わったものの、1月にはブレントフォードやトッテナムが獲得に動いた。

局面を打開する力はピカイチなだけに、ゴールに直結する仕事を増やして、再び4大リーグ行きのチャンスを掴みたい。

スヴェレ・ニーパン

生年月日:2006年12月19日
所属クラブ:ローゼンボリ(ノルウェー)

国内組で注目したいのは、名門ローゼンボリの最年少出場記録を持つスヴェレ・ニーパンだ。

両足を巧みに操るドリブルは的を絞りにくく、急所を突くスルーパス、サイドチェンジとパスのバリュエーションも豊富で、国内ではマルティン・ウーデゴールと比較されることも。

現在はノルウェーU-19代表でプレーしているものが、フィジカルも含め完成度は高く、A代表デビューの日もそう遠くはないだろう。

クリストス・ザフェイリス

画像右

生年月日:2003年2月23日
所属クラブ:スラヴィア・プラハ(チェコ)

完成度の高さでニーパンを凌駕するのが、チェコの名門スラヴィア・プラハで10番を着けるクリストス・ザフェイリスだ。

無尽蔵のスタミナを武器に、ピッチのあらゆる所に顔を出すボックス・トゥ・ボックス型のMFで、タイミングのいい走り込みと推進力のあるドリブルで多くのチャンスに関与する。

現在ノルウェーの中盤は、サンデル・ベルゲ、クリスティアン・トルストベットと人材豊富だが、ザフェイリスは間違いなくここに入るだけの能力を持っている、そう断言しても過言ではないだろう。


ライター:ロイすん
フランスW杯以降を海外サッカーの魅力にハマり、観戦歴は20年以上に。 
過去・現在・未来問わず、幅広い世代の選手情報や企画をブログやQoly、YouTubeなどで発信中。
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