マンチェスター・シティへの移籍が浮上しているセルティックFW古橋亨梧。
かつてセルティックのライバルであるレンジャーズで活躍した元スコットランド代表FWクリス・ボイドは、『The Scottish Sun』のコラムでこう綴っていた。
「亨梧がシティに?今週、シティがこのセルティックのストライカーに興味を持っていると聞いたとき、正直驚いた。もし、移籍市場が閉まるまでの間に契約が成立したら、さらにショックを受けるだろう。ただ、自分が間違っているかもしれないが、実現するとは思えない。
しかし、8200万ポンド(156億円)で(アトレティコ・マドリーに売却した)フリアン・アルバレスの後釜を探しているシティが興味を示していることは間違いない。
そして、この契約は全ての当事者にとって魅力的なものだ。29歳の亨梧はプレミアリーグ王者に行くことを喜んでいることだろう。
選手はさまざまな理由で代理人を変えることができるが、多くの場合、それは夢の移籍を実現させるためだ(古橋は今夏にエージェントを英国系に変更)。
ジョゼップ・グアルディオラ監督は、アメリカでのプレシーズンマッチでセルティックがシティを破ったとき、彼を間近で見たはずだ。ペップの右腕であるフアンマ・リージョは、Jリーグのヴィッセル神戸で亨梧の監督を務めていた。
彼はアーリング・ハーランドのバックアッパーとしてあまりプレーしないかもしれない。しかし、大金を手にすることができるだろうし、シティのベンチから15分や20分出場するよりも悪い仕事はある。シティにとっても恩恵がある。トップクラスのストライカーを獲得できるのだから。
スコットランドリーグを批判する人はいるかもしれないが、亨梧を批判するのは難しい。セルティックでの彼の数字は桁外れだ。彼を擁護するならば、彼はビッグゲームでゴールを決める。
オールドファーム(セルティック対レンジャーズ戦)での記録、欧州コンペティションでのゴールを見てみろ。
彼が日本代表に招集されないのは不可解だし、代表レベルでは前田大然の後塵を拝している。
しかし、それは(森保一監督との)性格の不一致という単純なものかもしれない。彼のクオリティーを疑うことはできない。
もちろん、彼はハーランドと同じレベルではない。しかし、誰なら同レベルなのか。ハーランドは世界最高のチームのひとつ(シティ)で100試合に出場して91ゴールを決めている。
たしかに、彼がゴールを決める以外のことはあまりしていないという批判はある。しかし、それ(ゴール)はこのゲームで最も難しい部分であり、彼は誰よりもそれをやっている。
亨梧にその代役を務められるだろうか?もちろんできる。そして29歳の彼にとって、これは本当の大金を得るためのキャリア最後のチャンスかもしれない」
古橋のシティ移籍の実現性は低いだろうとしつつ、シティでも十分やれるとも感じているようだ。
そのうえで、日本代表に呼ばれないことは不可解だとも感じているとのこと。