昨年1月からスコティッシュ・プレミアシップのハーツでプレーしている小田裕太郎。ヴィッセル神戸から欧州へ移籍してから17ヶ月が経ち、徐々に海外でのプレーに順応している。

2023-24シーズンは31試合に出場して5ゴールを決める結果を残したものの、やや負傷が多い一年を過ごした。スピードや技術、得点力を備えているものの、一貫性が乏しいところがある…とも評価されている。

今季はハーツが開幕から公式戦5試合で1分4敗と低調ながら、小田裕太郎は先日のマザーウェル戦でゴールを決めるなど好調なところを見せていた。

ハーツは29日にUEFAヨーロッパリーグの予選プレーオフ2ndレグのヴィクトリア・プルゼニ戦に臨む予定となっているが、それを前に小田裕太郎が『edinburghnews』のインタビューに答えていた。

「日曜日の試合は勝ちたかった。もっとエネルギーとスピードを見せなければならなかったと思う。

ファルカーク戦とダンディー戦では得点のチャンスがあった。だから日曜日はゴールを決めたかったんだ。自分のシュートで2-1にできたことはよかったし、2点目を決めるチャンスもあったけど、それは実現しなかった。

自分のレベルを上げなければならない。今季はもっとゴールを決めて、チームの為にもっとアシストをしたいと思っている。

昨季は自分にとってとても難しいシーズンだった。なんども怪我をしてしまったので、今季はもっと頑張りたいんだ。

ネイシ(ネイスミス監督)は『怪我さえしなければ、君はいつもチームに入れるし、試合に出られるんだ』と言ってくれる。

たくさんの試合に出るのはいいことだけど、僕は目の前の次の試合だけに集中したいと思っている。プルゼニとの試合はとても重要だ。エネルギーとスピードを見せなければいけない。ベストを尽くすつもりだよ。

本拠地のタインキャッスルではハーツのファンが僕たちを後押ししてくれるけど、まずは自分たちがベストを尽くさなければいけない。

スコットランドのサッカーはとてもフィジカル面が強い。パワーとスピードがある。攻撃、守備、そして攻撃して、守備をして。日本とはスタイルが違うので、ここに来た時は難しかったよ。

ヨーロッパの他の国のチームを相手に、このハーツのスタイルを見せたいと思っている。

英語は上達していると思うけど、キョウスケ(田川亨介)がいなくなって寂しいよ(笑)。英語を話したいから、もっと勉強しなくちゃいけないね。先生が家に来てくれて、たくさん授業を受けている。

ショッピングセンターに行くと、ハーツのファンが『写真を撮らせて!次の試合頑張って!』と声をかけてくれる。嬉しいことだね。

スコットランドは自分にとって故郷のようなところだけど、天気は悪いね(笑)。ただ人々は優しくて情熱的だ。そこがとても気に入っているよ」

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この夏にハーツから鹿島アントラーズへと移籍していった田川亨介の不在が寂しいと明かしつつも、自身の英語はかなり上達しているようで、現地のファンとの交流も楽しんでいるようだ。

ハーツはヴィクトリア・プルゼニとの1stレグを敵地で0-1と落としており、ホームで行われる今回の試合は2点以上のゴールが必要になる。

今季はエースのローレンス・シャンクランドがまだノーゴールと絶不調であるため、ハーツの勝利には小田裕太郎の得点力が欠かせないものになりそうだ。

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