ドイツ1部のシュトゥットガルトでプレーするDFチェイス・アンリが、8月31日に行われたマインツ戦でブンデスリーガ初先発出場を果たした。
ただ、シュトゥットガルトは2点リードを守れずに、試合は3-3の引き分けで終了。試合後、チェイス・アンリはSNSにこのようなメッセージを投稿していた。
「まあそうやな、初めてブンデス出て悔しい結果でした。やっぱりすごいレベル高くてクソほど楽しかった。まあ俺のセーでほぼ引き分けだろうしミスもした。全然俺のこと叩いてどーぞ。けど、俺は1から頑張ります。また地道に頑張ります。いい思い出です。最高だサッカーは」
『Bild』は、この自己批判に注目していた。
「若きチェイスが自らを批判。20歳の彼は怪我人が続出している守備陣の人手不足を逆手に取り、先発イレブンに名を連ねた。2部プロイセン・ミュンスターとのカップ戦では各方面から特別な賞賛を浴びたが、マインツとのほろ苦いドローの後、自分に厳しくこう言った。
『残念ながら、ブンデスリーガの難しさを教えてくれるようなミスを犯してしまった』。
ポジション争いはチェイスにショックを与えない。アフロヘアーのDFの自己批判的な言葉は、彼のブンデスリーガへの道のりが非常に特別なものであったことを物語っている。
チェイスは長期間怪我をしており、シュトゥットガルトでのキャリアは終わりかけていたのだ。しかし、この若者は規律正しく戦い抜き、先発デビューを飾った。
彼は同僚との新たな競争も心配していない。『僕の仕事はチャンスをものにすることだった』と語っていた彼はそれを実行してみせた」
昨季2位と躍進したシュトゥットガルトだが、伊藤洋輝をバイエルンに引き抜かれるなど主力が退団。
チェイス・アンリは怪我の影響で厳しい状況にあったものの、チーム状況によって訪れたチャンスをしっかりものにしたようだ。