リヨンに所属しているガーナ代表FWアーネスト・ヌアマーが、フラムへの移籍直前で失踪していたことが明らかになった。
アーネスト・ヌアマーは今年20歳になるウインガーで、昨季はベルギーのもレンベークからリヨンへと期限付き移籍していた。
リーグアンで29試合に出場して3ゴールを決めて7月に完全移籍を勝ち取ったが、この夏はイングランド・プレミアリーグに移籍する可能性が高いと伝えられていた。
そしてエヴァートンとの噂が流れたあと、最終的には同じプレミアリーグのフラムとの交渉が合意に至り、移籍マーケットの締切日にイングランドでメディカルチェックを受けることになっていたそう。
『L'Equipe』によれば、事件が起こったのはこのあとであったそう。
ヌアマーは最終日にロンドンへと飛んでメディカルチェックの最初のセッションを受けたものの、その後忽然と姿を消し、代理人すら連絡がとれない状態になってしまったという。
もともとヌアマーはリヨンを離れることを望んでおらず、クラブから追い出されようとしていると感じ、1日中涙を流しているような状況であったとのこと。
そのため彼はメディカルチェックを最後まで受けることなく無断でリヨンに戻っており、その間周囲との連絡を絶っていたそうだ。
なお、結局このために移籍の取引は行われることなく、リヨンのオーナーであるジョン・テクスター氏はヌアマーにそのような感情を持たせてしまったことを謝罪したとのこと。
ヌアマーはこれによってリヨンのメンバーに復帰しており、今月後半に行われるランス戦でピッチに戻る可能性が高いそうだ。