15日にトッテナムスタジアムで行われたトッテナム対アーセナルのノースロンドンダービー。
後半19分にコーナーキックからDFガブリエウ・マガリャイスがヘディングシュートを叩き込み、アーセナルが1-0で勝利した。
両チームはセットプレーに対して対照的なスタンスをとっている。アーセナルのミケル・アルテタ監督はセットプレー専門コーチを雇っているが、トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督はセットプレー専門コーチの雇用を拒否。
5月にポステコグルー監督は「(セットプレーでの苦戦には)興味ない」と語っていたが、トッテナムは2024年に入ってからセットプレーで計16失点している。また、コーナーキックの失点数はリーグワースト2位となる13となった。
『Sky Sports』などによれば、ポステコグルー監督はアーセナル戦後にあらためてセットプレーについて聞かれると苛立ちを露わにしていたそう。
「どういうわけか、私がセットプレーをどうでもいいと考えていると人々は思っている。それはずっと語られる話だ。それは理解している。
さっきも話したが、我々は他のチームと同じようにずっとそれに取り組んでいる。それらが脅威であることは分かっている。
前にも言ったように、今日は大部分でうまく処理していたが、ひとつの場面でスイッチが切れてしまい、その代償を払った。そこから学び、先に進む。それが現実だ。それは私が背負うべき重荷であり、喜んでそうする」
セットプレー対策に取り組んでいるというトッテナムだが、守備時のコーナーキックにおける空中戦勝率などもリーグ下位に甘んじている。
トッテナムFWソン・フンミンは「僕らは試合を支配していたが、ディティールが欠けていた。昨季はセットプレーから2失点したが、今日もセットプレーだった。ビッグゲームではディティールが結果を変える。痛ましい結果だし、ファンはとてもとてもがっかりしているはず。僕らは改善する必要がある」と語っていた。