5月に報道されたブラジル代表MFルーカス・パケタの八百長疑惑。
ウェストハム・ユナイテッドに所属している彼はレスター・シティ、アストン・ヴィラ、リーズ・ユナイテッド、ボーンマスとの試合で故意にイエローカードを受けたのではないかと疑われており、イングランドサッカー協会から告発された。
故意に警告を受けることによって賭博の結果を操作し、本人や家族、友人がそれによって利益を得ていたのではないかと言われている。
ただそれに対してルーカス・パケタ自身は関与を否定しており、名誉を回復するために戦うと宣言していた。
更に今回『UOL』が伝えたところによれば、ルーカス・パケタの叔父にあたるブルーノ・トレンティーノ氏とその息子のヤンによる「謎の支払い」もあったとのこと。
ブルーノ・トレンティーノ氏とヤン氏は昨年初頭に当時ベティスでプレーしていたFWルイス・エンヒキに2回の金銭を送っていた。
最初は1月30日、ルイス・エンヒキがヘタフェ戦でイエローカードを受けた2日後に1万レアル(およそ26万円)が振り込まれている。
さらに2月6日にも3万レアル(およそ75万円)が振り込まれており、その前のセルタ戦でもルイス・エンヒキは警告を受けていた。
そのため、「意図的なイエローカードに対しての報酬ではないか」と疑われているとのこと。
ブルーノ・トレンティーノ氏はインタビューに対して「これは借金の返済であり、私が彼に借りていたお金を返しただけである」と説明しているという。
ただその一方、ルイス・エンヒキが関わる試合にお金を賭けて報酬を得ていたことについては認めているとも。
なお、ルイス・エンヒキは今夏ベティスを退団してブラジルリーグのボタフォゴへと移籍している。
この出来事についてはイングランドサッカー協会も把握していなかったそうで、『The SUN』の取材に対して「これらの動きを徹底的に調査する」と答えたとのこと。