頂上決戦の軍配は広島にあがった。
28日に行われたJ1リーグの第32節で、サンフレッチェ広島が2-0で町田ゼルビアに勝利し首位を維持した。
リーグ最多得点の首位・広島と、同最小失点の2位・町田。得失点差をのぞいて勝点で並ぶ両者の対戦は、頂上決戦に相応しい熱い試合となった。
試合はすぐに動いた。
3分、広島が右サイドの中野蹴斗のクロスを、元ポルトガル代表FWゴンサロ・パシエンシアがうまく合わせて先制。23分にも中野のクロスを加藤陸次樹が合わせ、広島が2点をリードする。
劣勢に立たされたアウェイの町田だが、ここから一気にギアをあげた。前線からの圧力で広島の攻撃を封じ、相手陣地でプレーを続ける。
しかしゴール前での迫力には乏しく、得点することができない。
試合は中盤での激しい潰し合いとなり、両者に得点は生まれず。広島が前半にあげた2得点を守りきり、勝点のうえでも単独で首位に立った。
また他会場では3位のヴィッセル神戸が武藤嘉紀の決勝点で浦和レッズに勝利し、2位に浮上している。
1位 62 サンフレッチェ広島
2位 61 ヴィッセル神戸
3位 59 町田ゼルビア
今年のJ1リーグも残り6試合。ここからどんなドラマが待っているのだろうか。