各国でリーグ戦が開幕し、日々熱戦が繰り広げられている2024-25シーズンのヨーロッパサッカー。
各クラブそれぞれの夏を過ごす中、新シーズンのカギを握るといっても過言ではないのが、移籍市場で獲得した新戦力だ。
2024-25のキーマンになるのは誰なのか、今回はイングランド「サウサンプトン」で注目の新加入選手3人を紹介する。
菅原 由勢
生年月日:2000年6月28日
国籍:日本
前所属クラブ:AZ(オランダ)
移籍金:700万ユーロ
プレミアリーグ残留を目指すセインツでまず注目したいのが、AZから700万ユーロ(およそ11億円)で獲得した日本代表の菅原由勢だ。
オランダではプレースキッカーを務めるなど、質の高いキックでアシストを積み重ねただけでなく、課題だった対人守備も改善。リーグ屈指の右サイドバックへと成長を遂げて今夏ステップアップ移籍を果たした。
チームは連敗スタートとなったものの、菅原は開幕から5試合連続で先発出場。エネルギッシュな上下運動でサイドを活性化させるなど、個人としては上々のスタートを切っている。
ベン・ブレアトン・ディアス
生年月日:2004年4月1日
国籍:チリ
前所属クラブ:シェフィールド・ユナイテッド(イングランド)
移籍金:830万ユーロ
昨季21ゴールのアダム・アームストロングがいるとはいえ、もう1人主力級が欲しい前線には、ビジャレアルからベン・ブレアトン・ディアスを獲得した。
今年1月にレンタルでシェフィールド・ユナイテッドに加入したブレアトンは、早々にチームにフィット。降格から救うことはできなかったが、後半戦だけでチーム最多の6ゴールを挙げるなど、出来る限りの役割は果たした。
当たり負けしない屈強なフィジカル、左ウイングとセンターフォワードを兼任できる強みもあるが、セインツで求められるのはもちろん得点源としての輝きだ。