日本代表はワールドカップのアジア最終予選、10月10日に行われる第3戦でサウジアラビアと対戦する。
開幕2戦は中国とバーレーンに大勝した日本だが、ともに前回ワールドカップ出場国のサウジとオーストラリアが相手となる今月からが言わば本番。今予選、さらには本大会に向けた試金石ともなる。
なかでも、アウェイでのサウジ戦は前回の最終予選でも同じく3戦目に行われ、0-1と敗れた因縁のゲームである。森保一監督としても気合いの入る一戦に違いない。
そんなサウジ戦、日本代表はどのようなスタメンで臨むのだろうか。まずは9月の2試合のスタメンを振り返っておきたい。
■中国戦 スタメン
GK:鈴木彩艶
DF:板倉滉、谷口彰悟、町田浩樹
MF:遠藤航、守田英正、堂安律、三笘薫、久保建英、南野拓実
FW:上田綺世
■バーレーン戦 スタメン
GK:鈴木彩艶
DF:板倉滉、谷口彰悟、町田浩樹
MF:遠藤航、守田英正、堂安律、三笘薫、南野拓実、鎌田大地
FW:上田綺世
中国戦→バーレーン戦で変更は1人。シャドーの位置で久保建英に代えて鎌田大地が起用された。
ここから推察できることは、まずはとにかく隙を見せず、ベストのメンバーで勝点をできる限り早く積み重ねたいという森保監督の強い意志だろう。
実際に先月、緊張感を維持したチームは「7-0」の次の試合で「5-0」。これは決して簡単なことではない。こうした姿勢は今回の2試合でも変わらないはずだ。
一方で、アウェイのサウジアラビア戦は過去3戦全敗(すべて0-1敗戦)という、日本代表にとっての鬼門でもある。
6万人を収容する完全アウェイのキング・アブドゥッラー・スポーツシティにて、中国戦やバーレーン戦とはまったく毛色の違う試合になることが容易に想像される。
そうしたことを踏まえて選んだサウジ戦のスタメンがこちら!
日本代表 サウジアラビア戦 予想スタメン
GK:鈴木彩艶
DF:板倉滉、谷口彰悟、町田浩樹
MF:遠藤航、守田英正、菅原由勢、三笘薫、伊東純也、南野拓実
FW:上田綺世
サウジの攻撃はどちらかというと左サイドが強いため、バーレーン戦でも裏を狙われていた堂安律ではやや不安。そこで右ウィングバックに菅原由勢を入れ、場合によっては前半途中で4バックにも移行できるメンバーにしたい。
シャドーには先月の2試合、いずれも後半に出場して違いを見せた伊東純也を起用。彼のスピードは攻守においてチームの武器となるため、仮にサウジにボールを握られる展開になっても持ち味を発揮しやすい点を重視した。そのほかは先月と変わらず。
日本代表、3バックへのシステム変更により「序列を下げた」5名
正直、引き分けで勝点1でもまったく問題がないこの試合。日本代表にとって最終予選の大一番となるアウェイでのサウジアラビア戦は、日本時間11日(金)の3時から行われる。