10日に行われた2026ワールドカップのアジア最終予選。日本と同じC組のオーストラリア代表は、ホームで中国に3-1と逆転勝利した。
オーストラリアは最終予選の初戦でバーレーンに敗れ、2戦目でインドネシアと引き分け。先月にはグラハム・アーノルド前監督が辞任し、新たにトニー・ポポヴィッチ監督が就任した。
その初陣となった中国戦。20分に先制を許してしまうが、ポポヴィッチ監督は「1点は失ったが試合は完全にコントロールしている」と冷静だった。
その言葉通り前半アディショナルタイムに追いつくと、53分にはFWクレイグ・グッドウィンがミドルレンジから左足ですばらしいミドルシュートを決めて勝ち越しに成功。後半アディショナルタイムにも1点を追加し、勝点3を手にした。
得意の左足で同点弾をアシストし、決勝点も決めたグッドウィン。現在サウジアラビアのアル・ワフダでプレーする32歳MFは、「この会場では特別な思い出があったけど、そこにまた新たなものを加えられて本当に嬉しいよ」と喜んだ。
一方で「今はこの瞬間を楽しむべき時だし、明日もそうだね。でも、すぐに次のことに集中しなければならない。それがフットボールだ」と15日に行われる日本戦にも目を向け、「あっという間にことが進むから次は日本戦に集中しないといけない。もし日本に行って良いパフォーマンスを見せられなければこれまでのすべてが無意味になる」と気を引き締めていた。
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なお、オーストラリアはこの後に行われた試合でサウジアラビアが日本に敗れたため、得失点差でグループ2位に浮上している。