日本代表として歴代3位となる126試合に出場した吉田麻也。名古屋グランパスから海外に移籍すると持ち前の英語力で代表や海外クラブでキャプテンを任されるなどした。

その彼が、Tokyo FMの『吉田麻也の切り替えて行こう!』で、サッカー少年の親御さんからの悩み相談に答えていた。小学3年生の息子はサッカーを頑張っているものの、勉強が嫌いでテストで35点という点数をとってしまったとか。

「勉強嫌いとサッカーに夢中、あるあるですね。時間の使い方は非常に難しい問題だと思います。ただ、小学3年生にしては、35点という点数にたどり着くには、だいぶ早いなと思っているので、ここらへんはちょっと危機感を持ったほうがいいなと僕も思います。

ただ、勉強はしておいたほうがいい理由はたくさんあります。なぜなら、サッカー選手はやっぱりバカではできないということが、色んな選手を見てきて証明されておりますなので。サッカーをするんだったら、賢くなければできないなと思っているので、是非お子さんに伝えてほしいなと思います。

あとは僕の時は…ユースにいるんですよね、絶対に勉強できないやつって、チームに何人かは。なので、僕がユースの時、高校生の時は、赤点をとったら練習ができないっていうペナルティがあったんですよ。

走らされるとかではなくて、赤点をとったら練習に参加できない。ユースはプロになるための集団なので、練習できないのは、元も子もなくなっちゃう話で。

僕も赤点だけはとらないように、本当に注意して勉強していましたね。ギリギリのラインを攻めていました…(笑)違う違う!ギリギリのラインを攻めちゃだめなんだ(笑)だから、そうね…これは非常に難しい。

(中略)

好きなことを伸ばすほうがいいのか、それとも無理にでもやらせたほうがいいのか。親として非常に迷うところではあるんですが。最低限の学力は持ってほしいなと思うので、どう人参をぶら下げるのかは非常に重要なポイントじゃないかなと思っているので。これの答えを知っている人は本当に教えてほしい!(笑)

(中略)

ただ、裏を返せば、日本のトップである日本代表選手たちは、みんな賢い選手が多いです。

だから、(リスナーの)息子さんも突き詰めるところまで突き詰めて、日本代表になれるような選手になれば、バカじゃなくなる…というか、バカではサッカーができないので、上に行けば行くほど賢くなっていかなければいけない。そのなかで学んでいくと結果的に代表にたどり着いたときにとても賢いお子さんになっている可能性があります」

サッカーをするには賢さが必要で、トップレベルの日本代表にもなれば、そういう選手が多いとの実感があるという。

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そのうえで、年頃の娘さんを持つ父親として、子供に勉強をさせる難しさも感じているようだった。

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