ワールドカップ最終予選、アウェイでのサウジアラビア戦という鬼門を2-0の快勝で突破した日本代表。
これで初戦から3連勝。しかも14得点、無失点でグループ首位を快走している。予選突破に向けて死角なしとも言える状況だが、次も難敵、オーストラリアとの一戦となる。
前回のカタールワールドカップの最終予選でも同じグループに入り、日本がホーム・アウェイとも勝利した豪州戦。
しかし、日本が1勝2敗と苦しい状況で迎えた1試合目のホームゲームは、1-1で迎えた88分にアジズ・ベヒッチのオウンゴールで辛くも勝利。2試合目も試合終盤に投入された三笘薫の2ゴールによりアウェイで白星を手にしたものの、89分までは0-0だった。
近年、丁寧に繋ぐサッカーをベースにしたことで、日本にとってはやりやすい相手となったオーストラリア。ただ、前回ワールドカップで日本と同じラウンド16の成績を残しているように、チーム力はアジアトップクラスだ。
しかも、今回はトニー・ポポヴィッチ新監督が就任して2試合目。情報が少ない中でぶつかるだけに、今までの対戦ではなかったような日本対策を施してくるかもしれない。
そんなオーストラリア戦のスタメンを予想する前に、サウジ戦のスタメンを振り返っておこう。
■サウジアラビア戦 スタメン
GK:鈴木彩艶
DF:板倉滉、谷口彰悟、町田浩樹
MF:遠藤航、守田英正、堂安律、三笘薫、南野拓実、鎌田大地
FW:上田綺世
森保一監督がピッチに送り出したのは、一つ前のバーレーン戦と同じ11人。
サーレム・アル・ドサリを中心とするサウジの左サイド攻撃に堂安律らが手を焼く場面もあったが、その堂安が鎌田大地の先制点の起点となったことで同サイドでの“刺し合い”を制した格好だ。
強気の選手起用という面で、森保監督は今予選一貫していると言えるだろう。
アウェイでのサウジ戦を経て、ホームのオーストラリア戦で予想されるスタメンがこちら!
日本代表 オーストラリア戦 予想スタメン
GK:鈴木彩艶
DF:板倉滉、谷口彰悟、町田浩樹
MF:守田英正、田中碧、堂安律、三笘薫、久保建英、南野拓実
FW:上田綺世
サウジ戦からの変更は2人。まずは本日埼玉スタジアム2002で行われた前日練習を体調不良により欠席した遠藤航は良くても控え。
ここは、3年前の最終予選、“背水の陣”だった同じ埼スタでのオーストラリア戦でスタメンに抜擢され、鮮烈な先制弾を決めた田中碧が守田英正とともに中盤の底を務める可能性が高い。
そして、シャドーの位置にはサウジ戦、88分からの悔しい途中出場となった久保建英が起用されると予想した。
23歳のレフティは先月、7-0の大勝を収めたホームの中国戦で先発フル出場。高い視座で再び埼スタでのホーム戦をものにするためにも森保監督は彼をスタメンとしてピッチに送り出すはずだ。
なお、シャドーはもう1枚も多くの選択肢があるが、サウジ戦では前半のイエローカードもあってハーフタイムに伊東純也と交代し、疲労の少ない南野拓実がおそらく最終予選4試合連続のスタメンを務めるとみる。
日本代表、3バックへのシステム変更により「序列を下げた」5名
このようにサウジ戦からの変更点も注目の日本代表とオーストラリア代表の一戦は、15日(火)19:35にキックオフされる。