2026年W杯に向けたアジア最終予選で3連勝を飾った日本代表。3試合で14得点を奪う一方、まだ1点も奪われていない。
15日には、元Jリーガーでもあるトニー・ポポヴィッチ新監督が就任したオーストラリアを埼玉で迎え撃つ。その対戦を前に豪州紙『The Roar』は、こう伝えていた。
「日本はアジア最強チームであるだけでなく、プレー自体もそうなっている。3戦全勝、14ゴール、失点なし。敵地でのサウジアラビア戦では56,000人の熱狂的観客を黙らせ、ほぼ苦戦していないように見えた。
そのため、元サンフレッチェ広島DF(ポポヴィッチ監督)が日本への遠征で何を期待すべきか分かっていても、日本はポポヴィッチと彼の新しいオーストラリア代表の訪問に圧倒されることはないだろう。
たとえ森保一監督が先発を変更することを選んだとしても、日本代表は気品にあふれている。だからといって、日本に弱点がないわけではない。
ガーナ人の父と日本人の母を持つGK鈴木彩艶は、素晴らしいシュートストッパーであり、世界のサッカー界で最も評価の高い若手GKの一人である。しかし、多くの若いGKと同様に自陣ペナルティエリア内で完全な支配力があるわけではなく、セットプレーやコーナーキックも得意ではない。
日本の3バックである板倉滉、谷口彰悟、町田浩樹も最近はかなり安定しているように見える。しかし、今年のアジアカップで板倉が巻き込まれた混乱(イラン戦でのPK献上)で見たように、彼らの守備は完全に完璧というわけではない。
これはポポヴィッチ監督が広島時代のチームメイトである森保監督と対戦するときに望める最高の結果かもしれない」
日本はいまだ無失点だが、21歳と若い鈴木彩艶と守備陣は弱点になりえるとのこと。
同紙は「2009年以降豪州に負けたことがないサムライブルーはよく整備されたマシーンだ。豪州の訪問を恐れる必要はない」、「(だが)何度も見てきたように、我々は窮地に追い込まれた時に最高のものが引き出される傾向がある」とも伝えている。