Jリーグでは最近、横浜F・マリノスの過密日程が大きな話題となっている。
マリノスは今季、リーグ戦に加えてルヴァン杯、天皇杯、さらに国際大会も前期にACL、後期にACLEを戦っており、先日ようやく9月から続いた15連戦が終わった。
イングランドも日本と同じく国内のカップ戦が2つあり、その殺人的なスケジュールがしばしば問題視されてきた。
先月に発生したマンチェスター・シティのスペイン代表MFロドリの右膝靭帯損傷も、この過密日程の影響ではないかと物議を呼んでいた。
そうした中、イギリス紙『The Sun』は30日、トッテナムのウェールズ代表DFベン・デイヴィスが将来的にストライキが行われる可能性を示唆したと報じた。
報道によると、デイヴィスはこうした過密日程の中での選手への福祉が、選手たちの間でも議論になっているとしたうえで、先日のロドリの負傷でその議論がより一層加速したと明かしている。
また、デイヴィスはストライキの可能性はあるかとの問いに対し
「絶対にないとは言い難い。この1年くらいで、ストライキに関する会話が増えてきた。」
と語り、将来的にサッカー界でも選手のストライキが起こる可能性を否定しなかった。
ただ一方で、デイヴィスは選手たちがこうした沢山の試合に出たいという気持ちを持っていることも事実だとして、選手たちの力で現在の状況が変わることは難しいとも語っている。
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なお、来年にはクラブワールドカップがFIFAによって実施されることが明らかになっており、今後ますます試合数は増加すると見込まれている。