日本代表DF菅原由勢が加入したサウサンプトンは、2日のエヴァートン戦に1-0で勝利して、プレミアリーグ10試合目にしてようやく初勝利を飾った。
怪我から戻ってきた菅原は終盤に投入されると後半40分にアダム・アームストロングの決勝ゴールをアシストしている。
『Daily Echo』によれば、元イングランド代表DFジェイミー・キャラガーは、菅原とアームストロングのコンビを讃えていたそう。辛口のご意見番として知られるキャラガーは、『Sky Sports』でこう話していたという。
「サウサンプトンのことは嬉しかったね。彼らにとっては今季の大きな瞬間だった。
素晴らしい試合というわけではなかったが、プレミアリーグを凝縮したような試合だった。
エヴァートンは自分たちが勝てると思っていたが、サウサンプトンはどこからともなくそれをさらっていた。
エヴァートンのセットプレーの強さ、サウサンプトンのセットプレーの脆弱さは分かっている。
面白いのはエヴァートンの選手たちが85分に100メートルのスプリントで戻ってきたことだ。彼らはクリーンシート(無失点)をキープしたがった。
左サイドバックが右にいたが、彼は何も間違っていなかった。セットプレーだったので、全員がポジションから外れていたからね。
彼は連鎖反応でポジションではないところにいた。エヴァートンがほぼ全員がボールより後ろに戻ったが、左MFが2人いた。
ボールが展開されると誰かが埋めなければいけないことを忘れてしまった。よって、菅原にファーサイドでの広大なスペースを与えてしまった。
サッカーにおけるコミュニケーションについて話すとき、いつも何を話すかが話題になるが、このゴールはアイコンタクトがすべてだ。
彼はボールを見ずに、ペナルティエリア内を見ていた。だが、エリア内には誰もいない。まだ誰も動いていなかった。そして、彼はアームストロングとアイコンタクトをする。
(エヴァートンの右サイドバック)アシュリー・ヤングは左肩が間違った方を向いていて、体の位置が間違っていた。なぜなら、彼らは言葉ではなくアイコンタクトでコミュニケーションをしていたからだ。
彼(菅原)はボールでどうプレーしなければいけないかを分かっていた。そして、アシュリー・ヤングは気づくが終わりだ。サウサンプトンの素晴らしいプレーだね」
サウサンプトンは相手のセットプレーからのカウンターでゴールを奪った(動画1分50秒から)。
菅原は相手の左SBがいなくなったスペースに入るとグラウンダーのクロスで決勝点をアシストしている。
キャラガーは、ゴールを奪った菅原とアームストロングとのアイコンタクトが見事だったと感じたようだ。