ペレや三浦知良、ネイマールら名選手たちがプレーしてきたブラジルの名門サントス。
昨季はブラジル1部で17位となり、史上初の2部降格となってしまった。そのサントスは12日の第36節コリチーバ戦に2-0で勝利し、2試合を残して1部昇格を決めた。
サントスは2部降格となった今季は伝統の10番を空き番号にして戦ったが、「10 IS BACK」と宣言しており、来季からは背番号10を復活させるようだ。以前はネイマールが10番としての復帰をほのめかしていたが、彼にはMLSへの移籍が浮上しており、果たして。
そのサントスは、V・ファーレン長崎を指揮していたファビオ・カリーレ監督を”強奪”する形で引き抜き、長崎がFIFAに提訴する事態にもなった。
『Globo』によれば、カリーレ監督は1部復帰を決めた後にこう話していたそう。
「プレシーズンがとてもいい兆候を与えてくれた。取り組む時間もなく、多くのことが起きた。サンパウロ州選手権では決勝に進出したし、いいクラシコだった(パウメイラスに1-2)。セリエBでは苦しんだ。日本から来たジョアンにとっては目新しいものだった」
ブラジル人MFのジョアン・シミッチは、2019~2023年まで名古屋グランパスと川崎フロンターレでプレーしていた。その前はポルトガルとイタリアでプレーしており、彼がブラジルでプレーするのは2017年以来のことだった。
なお、サントスは残り2試合あるが、カリーレ監督は「(選手たちに)最後まで休暇を与えるつもりはない。リーグを尊重して11月24日(の最終節)まで戦う。まだ試合や勝点が関係するチームもあり、失礼になるだろうからね」とも話していたそう。