11月のアウェイ2試合を控えている日本代表。1-1の引き分けだった先月のオーストラリア戦は、どちらの得点もオウンゴールという珍しい展開だった。
そうしたなか、元日本代表キャプテンの吉田麻也が、Tokyo FMの『吉田麻也の切り替えて行こう!』で、こんな話をしていた。
「オウンゴールね…後ろ(守備)の選手だったら、誰もが経験することで、ミスも誰もが経験することなんですけど。
(中略)
僕がひとつ言いたいのは、川島永嗣というとんでもない男がいるんですよね。ジュビロ磐田所属のGKです、みなさんも知っていると方が多いかもしれません。
W杯とか食事会場で試合をみんな選手が一緒に観たりするときがあるじゃないですか。なんかとんでもないミスが起きたりすることがあるんですよ。
その時、みんな、『うわ、マジかよ』みたいな結構バカにしたり、ネタにしたりするときがあるんですけど。この川島永嗣という男は、絶対にそういうことに対してイジらないです。絶対にそのミスをネタにしたりすることはしないですね。
すごいなぁと思って、一回聞いたことあるんですよ。『絶対言わないですよね、永嗣くん、そういうこと』って言ったら、『いや、いつか自分にも降りかかるからね』って。
かっけぇ!川島△(さんかっけい)、ふふふ(笑)かっけぇなぁ、やっぱり、川島さん。川島さんと長友(佑都)さんはやっぱりすごい。相変わらず、すごい。
この間も終了間際にPKでこれを決められたら勝点を落としてしまうという試合で、バシーン!と止めましてね。最後は雄たけびを上げてました。僕らのグループLINEでも盛り上がりましたけど、かっこいいね!」
41歳の元日本代表GK川島永嗣は、今年ジュビロ磐田に加入し、Jリーグに復帰。10月19日のセレッソ大阪戦では後半アディショナルタイムに訪れた絶体絶命のPKを阻止して、チームを2-1の勝利に導いてみせた。
吉田はかねてより先輩である川島への敬意を口にしてきたが、川島はほかの選手の失敗を絶対にバカにしたりしないそう。