14日、シンガポール国籍を取得した元U-17日本代表のMF仲村京雅(28)がシンガポール代表デビューを果たした。
仲村はU-17日本代表として2013年に行われたU-17ワールドカップに出場。大会では背番号7を付け、三好康児(現・ボーフム)、渡邊凌磨(現浦和レッズ)らとともに3試合に出場した。
将来を期待されたが、プロではジェフ千葉、Y.S.C.C.横浜、FC琉球に所属したもののあまり出場できず。2019年にシンガポールへ渡り、現在は同国1部タンピネス・ローバースに在籍している。
今年3月に家族でシンガポールの永住権を取得し、先月、晴れて国籍を取得。今月、日本人の小倉勉監督が務めるシンガポール代表メンバーに選出されていた。
その国籍取得からわずかに3週間後、仲村はホームで開催されたミャンマー代表との親善試合で先発起用された。
遂に代表デビュー🇸🇬🔥
11月14日 vs ミャンマー🇲🇲との試合で代表デビューする事が出来ました。
フル出場で3-2で勝利して、MVPまで頂けて最高なスタートです!
前日から緊張してましたが、ピッチで初めて🇸🇬国歌を歌った時は「遂にこの時が来たか」 と覚悟が決まりました。
毎日努力します。 pic.twitter.com/Do00TMM3dt
— 仲村京雅 | 🇸🇬人になりました (@kyoga_official) November 15, 2024
シンガポールは先制したものの、後半立て続けに2点を奪われる展開に。しかし最後の6分間で逆転して3-2で勝利した。
2月に就任した小倉勉監督は5試合目でこれが初勝利に。仲村は得点こそできなかったものの、この試合の最優秀選手(マンオブザマッチ)に選ばれた。
試合後、「デビューできて本当に嬉しい」と喜んだ仲村。一方で「このパフォーマンスに満足することはできません」と語り、「前半にあと2、3点決めるべきだった。この試合から学ばなくてはならない」と課題を口にしていた。
ただ15日に更新したX(旧Twitter)では、「フル出場で3-2で勝利して、MVPまで頂けて最高なスタートです!」と喜びを語っていた。