2014年から2015年まで日本代表を指揮したハビエル・アギーレ監督。

現在は母国のメキシコ代表を指揮しており、16日にはホンジュラスとのCONCACAFネーションズリーグを戦った。アウェイのメキシコが0-2で敗れた試合後にショッキングな事件が発生。

スタンドから投げ込まれた物体がアギーレ監督の頭部を直撃し、激しく流血する事態になったのだ。

『ESPN』などによれば、スタンドから投げ込まれた缶が直撃したようだ。

試合中にアギーレ監督とホンジュラスファンは激しく罵り合っており、指揮官は「クソ野郎ども」と言い放っていたとも。

そうしたなか、ホンジュラスサッカー協会は声明を発表。一部のホンジュラスファンによるアギーレ監督に対する敬意を欠いた行動は遺憾であり、断固として非難するとした。そのうえで、ホンジュラスファンを侮辱して挑発したアギーレ監督の態度も容認できないとしている。

『DIEZ』によれば、ホンジュラスサッカー協会のホルヘ・サロモン会長は、アギーレ監督に謝罪しつつ、指揮官からの謝罪も求めたとのこと。

「残念ながら、試合終了時に非難すべき出来事があった。物が投げつけられ、アギーレ氏に怪我を負わせた。ホンジュラス国民は誰もこのことを喜んでいない。我々は喜びの国であり、攻撃的な国ではない。

しかし、我々はアギーレ監督がホンジュラスファンに対して取った態度も非難する。あれは公衆に対する卑猥なジェスチャーであり、あってはならない悪い言葉であり、サッカーではどちらも許されない。

私たちも彼らもそのような行動をとってはならない。ましてや長年サッカーに携わってきた人物がそのような行動をとることはありえない。

この国で起きたことについては彼に謝罪するがが、彼にもファンに対する失礼なジェスチャー、侮辱についてホンジュラスに謝罪するよう求める」

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メキシコ対ホンジュラス戦は以前から『戦争』のようだと言われてきたそう。

アギーレ監督は「敵意とは何か。ひとつはライバルのファンがブーイングを浴びせることだ。スポーツとはそういうもの。ホンジュラスのファンは、ルールの範囲内で自分たちのことをやる。VARがなかった時代は終わったし、今はカメラがたくさんあるから心配することはない。試合にはつきものだし、私は冷静だ。国歌斉唱以外はブーイングされるだろう」と試合前の段階で話していたという。

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