史上最強との呼び声も高い日本代表。
ただ、システムが3-4-2-1になったことで、立場が微妙になっている選手たちもいる。
24歳の菅原由勢もそのひとり。右サイドバックとしての地位を確立しつつあったが、右ウィングバックとしては堂安律らの後塵を拝している。
その菅原は15日のインドネシア戦で結果を出した。後半途中から出場すると4点目となるゴールを決めて、4-0の勝利に貢献したのだ。
プレイヤーオブザマッチにも選出された菅原は、JFAのTeam Camでこう話していた。
「4-0の4点目ですけど、このチーム、この代表にかける思いは強かったし。本当に何が何でも結果を残してやろうって、今日だけじゃなくて毎日思っているし、それが結果につながってよかったですけど。
今日みたいに結果が出る日もあれば、出ない日も必ずあると思うので。結果に一喜一憂せずに、今まで自分がやってきたことを積み重ねつつ、それ以上のことをやり続ける必要があるなと思います」
「今日は俺じゃない(笑)今日は彩艶の立ち上がりのセーブやんね。あれで流れ変わったしなぁ。
(しみじみとプレイヤーオブザマッチのオブジェを見つめながら)こりゃ重いね。決めた時にめっちゃベンチのみんなが来てくれたから。
(高井幸大が菅原の人柄ですよと言うと)人柄とかじゃなくて。別にそう思ってやってるわけじゃないけど、来てくれて、ちょっと泣きそうになった」
プレイヤーオブザマッチにふさわしいのは、自分ではなく、GK鈴木彩艶だったと語っていた菅原。
ゴール後にチームメイトたちが駆け寄ってきてくれた瞬間には思わず感極まりそうだったとか。
それだけ強い思いで代表活動に臨んでいるようだ。
日本は19日の中国戦で今年の活動を終える。菅原に出番は訪れるのか注目だ。