今季からプレミアリーグに昇格しているイングランド1部イプスウィッチ・タウン。“昇格組”として戦力の補強が必要だった同クラブが行ったある奇策が注目を集めている。
イプスウィッチがほかのプレミアリーグのクラブと大きく異なる点といえば、同クラブのホームタウンであるイプスウィッチ出身の世界的アーティスト、エド・シーランがサポーターであるということだろう。同氏は度々イプスウィッチの試合を現地観戦しているほか、クラブのスポンサーを務めるほどの熱狂的なファンとして知られている。
イギリス紙『The Sun』は21日、同クラブの会長兼CEOを務めるマーク・アシュトン氏が今年夏の移籍市場で、選手を補強するためにエド・シーランが大きな貢献をしたと明かしたと報じた。
アシュトン氏によると「夏に私たちはある選手をクラブに入団するよう説得していたのですが、すぐに彼がエド・シーランのファンだと気づきました。エドは練習場で彼とズーム通話をしました。それが選手が移籍を決断する鍵となったと願っていますよ」と語り、補強に際し、クラブのスポンサーであるエド・シーランの手助けを借りたことを明かした。
なお、アシュトン氏はこの選手が誰とは明言していないものの、同紙によるとその正体は今季マンチェスター・シティから同クラブに移籍してきたリアム・デラップだという。
そんなエド・シーランの努力も実ってか、今期デラップは既に6得点を記録。チーム内最多得点者となっている。
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