先月19日に行われた日本代表とのW杯予選に1-3で敗れた中国。9月の日本戦では0-7の惨敗を喫した。

その中国代表は現在FIFAランキング90位で、2002年の日韓大会以降W杯出場から遠ざかっている。

『QQ』によれば、中国世論も中国サッカーに冷めているようだ。重慶中南経済法律大学の客員教授は、こう綴っている。

「11月28日、体育総局は、中国サッカー協会委員会らとサッカー活動に関する特別会議を開催した。

現在の中国サッカーの世論環境は比較的悪く、中国サッカーの発展に寄与していない。

では、なぜ中国サッカーの世論環境は今日このようになっているのか。1980年代から1990年代にかけて、中国サッカーの世論環境は非常に良好だった。特に1980年代初頭、中国代表は非常にいい成績を収めていた。

当時は、日本が中国に2点差で負けたら勝利同然だった。つまり、中国サッカーは日本を圧倒できていた。現在では、中国が日本に2点差以上で負けなければ勝利とみなされるが、(両国の立場は)完全に逆転している。
(中略)
中国女子代表が1996年のアトランタ五輪で銀メダルを獲得したことで、ファンの中国サッカーへの愛情は極限まで高まった。

しかし、このような好況は長く続かなかった。プロ化が実現し、特に中国スーパーリーグが発足して以来、中国サッカーは利権の圧力に押されて前進し始めたが、進歩のペースは重く遅くなり、金をかければかけるほど結果が悪くなるという異常な現象を形成し、現在の全面的な後退に至っている。

『中国に残された時間はあまりない』という状態にあり、人々が希望を見出すことは難しい。中国サッカー界の内外で起きたあらゆる出来事、特に汚職、八百長などの問題は、大多数のファンの心を完全に凍り付かせてしまった」

そのうえで、「中国サッカーがちょっとした成功を収めると、ファンやメディアも肯定的なコメントをする。今回のW杯予選のように、わずか2連勝でもファンもメディアもその前の3連敗に対する不満を完全に捨て去り、再び全面的に支持した。悪いのは、サッカー関係者の自己認識である。現在のサッカーに対する世論環境が悪いのではなく、過去の世論環境がよすぎたため、関係者が独善的になりすぎて、正常なサッカー世論環境を受け入れることができなかったのである」とも指摘している。

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なお、日本は中国と対戦した43試合で19勝9分15敗という戦績。1980年代中頃までは中国が圧倒していたが、その後は日本が強さを見せつけている。

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