191cmの大型ストライカー、後藤啓介(19)がベルギー1部のRSCアンデルレヒトに完全移籍する。
5日に保有元であるジュビロ磐田と移籍先のアンデルレヒトが公式発表した。
後藤は磐田ユース出身で、2022年に17歳でデビュー。翌年にはクラブのレジェンド・高原直泰の持つ記録を25年ぶりに更新するクラブ最年少での初ゴールを決めた。
今年1月には18歳の若さでベルギーの強豪アンデルレヒトへ期限付き移籍。現在まで2部リーグのセカンドチームでプレーしており、昨季は14試合6得点、今季はここまで13試合5得点を決めている。
ローンの身であったことから去就が注目されていたが、アンデルレヒトは後藤の将来を確信し、今回完全移籍が決まった。
今回の契約締結に関してアンデルレヒトは、「ジュビロ磐田とスポーツディレクターの(元日本代表MF)藤田俊哉氏の素晴らしい協力に感謝します」とコメント。
チーフアカデミーのティム・ボルゲ氏は、「ケイスケがチャレンジャー・プロリーグ(2部)でさらに成長し、最終的にはジュピラー・プロリーグ(1部)にステップアップすることを確信しています」と期待を寄せた。
また磐田の公式サイトには、後藤のコメントが掲載されている。
「この度、ベルギー1部のRSCアンデルレヒトへ完全移籍することになりました。
移籍を後押ししてくれたジュビロ磐田の関係者の方々、温かく応援してくださったサポーターの皆さんには、感謝しかありません。海外でのプロ生活は、嬉しいことや楽しいことばかりではありませんでしたが、新しい挑戦やヨーロッパでサッカーができる喜びを、たくさん感じることができました。
スクールの頃から10年間過ごしたクラブを離れることは寂しく複雑な気持ちですが、今よりもっと成長して、皆さんの期待に応えられるような選手になりたいと思います。
長い間、本当にあリがとうございました」
なお、アンデルレヒトの公式サイトによると契約は2028年6月までの3年半となっている。