イギリスで起こった「ある悲劇」が話題を呼んでいる。
イングランド1部ウェストハムサポーターのジェイ・グレイさんは今月6日、父親と共にウェストハム対ウォルヴァーハンプトンの試合を観戦していた。
楽しい親子でのサッカー観戦のはずだったが、父親は試合中に倒れ、心肺蘇生措置を試みられたものの亡くなった。
そして、その心肺蘇生措置中に父親が身に着けていた時計が無くなってしまったというのだ。無くなったのはスイスの高級時計メーカー「ロレックス」社製の時計で、1万4000ポンド(約273万円)以上の価値があるという。
現在、ジェイさんはX(旧Twitter)上でこの時計の返還を求める投稿を行っている。
まさに「弱り目に祟り目」なこの出来事はイギリス国内で多くの注目を集めており、地元のサッカー関係者もこの事件に反応。
ウェストハムで190試合以上の試合出場歴を持つイングランド人MFマーティン・アレンは「彼の家族は、紛失した腕時計を探すのに協力するよう私たち全員に呼びかけています。心当たりがある方は返してください」と腕時計の遺族への返却を促す投稿を行っている。
またイギリス紙『The Sun』によると、同事件について、地元警察も窃盗事件として捜査を行っているようだ。