東京ヴェルディは26日、ジュビロ磐田MF平川怜が、2025シーズンより完全移籍で加入することが決まったと発表した。

平川は2000年4月20日生まれの24歳。FC東京のアカデミー時代から将来を嘱望され、1学年下の久保建英とともにチームの未来を担うタレントとして成長。

2017年11月1日に17歳でプロ契約を結ぶと、11日にU-23チームの一員として出場したJ3で初ゴールを記録。その1週間後には、17歳215日のクラブ史上最年少(当時)で華々しくJ1デビューを飾った。

しかしトップチームではなかなか出場機会を増やせず。鹿児島ユナイテッドFCや松本山雅FCへの期限付き移籍を経て、2022年8月にロアッソ熊本へ完全移籍。すると大木武の攻撃サッカーにフィットし、J2屈指の司令塔に。

今季、J1へ昇格したジュビロ磐田へステップアップしたが、主に左サイドで起用されたこともあり持ち味を発揮できなかった。以下は東京V移籍が決まった平川のコメント。

東京ヴェルディ公式

「このたび、ジュビロ磐田から加入しました、平川怜です。今シーズンのヴェルディのJ1での戦いには心を打たれ、オファーをいただきクラブの一員になれてとても嬉しいです。このクラブでさらに成長したい気持ちが強いです。東京ダービーは絶対に負けたくないです。味の素スタジアムでプレーできることをとても楽しみにしています」

ジュビロ磐田公式

「この度、東京ヴェルディに移籍することになりました。自分の力の無さを感じたシーズンであり、とても悔しい思いをたくさんしました。素晴らしいチームメイト、サポーターの皆様とプレーできた経験を次のステージで活かしていきます。短い期間でしたが、本当にありがとうございました」

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味の素スタジアムがある東京都調布市出身の平川。

「東京ダービーは絶対に負けたくないです」という言葉に表れているように、東京ヴェルディでの“東京帰還”は大きな決断だったとみられる。

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