J1昇格プレーオフ決勝で清水エスパルスを退け、16年ぶりのJ1復帰を決めた東京ヴェルディ。
チームをけん引した23歳のキャプテン森田晃樹のように、名門ヴェルディはJ2へ降格してからも才能あふれる選手を数多く輩出してきた。
そこで、J2時代の東京ヴェルディにおいて、ユースからトップチームへ昇格し、日本代表にまでのぼり詰めた5名の選手を紹介する。
なお、A代表歴がEAFF E-1選手権のみの選手は今回除いている。
小林祐希
1992年4月24日生まれ
日本代表:8試合1ゴール
トップ昇格した2011シーズン、いきなり34試合に出場し、2年目には背番号10とともにキャプテンも任された左利きの鬼才。
本田圭佑を彷彿とさせる物怖じしない発言で知られ、柔らかなタッチでボールをコントロールし、一発のパスで決定的なチャンスを作り出す司令塔タイプの選手だった。
メンタル面が成長したジュビロ磐田時代の2016年、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督の日本代表へ初招集。その後はオランダやベルギー、韓国などでプレーした。
今季から北海道コンサドーレ札幌に所属。ちなみに磐田で小林裕紀、ヴィッセル神戸で小林友希と、同じ「こばやし ゆうき」がチームメイトになっている。
中島翔哉
1994年8月23日生まれ
日本代表:19試合5ゴール
本日行われたJ1最終節において、浦和レッズ加入後初ゴールを記録した中島翔哉。
高校3年生だった2012年10月4日に東京ヴェルディとプロ契約を結び、その17日後のJ2栃木SC戦では、Jリーグ史上最年少の18歳59日でハットトリックを達成した。
その後FC東京、カターレ富山を経て、ポルトガルの地で才能を爆発させ、一時は日本代表の10番を背負うほどの選手に。中島の創造性豊かなプレーは森保ジャパン初期の“華”だった。
しかし、2019年2月のアル・ドゥハイル電撃移籍からキャリアは暗転。ポルトガルの名門ポルトでうまくいかず、欧州や中東を流浪したのち、浦和で再起を図っている。