MF佐野海舟が所属するドイツ1部マインツとキットサプライヤーのJakoは13日、クラブ創設120周年を祝う限定ユニフォームを発表した。日本代表MF堂安律が所属するフライブルクとの試合で着用する。
Mainz 2024-25 Jako 120th Anniversary
マインツ 2024-25 Jako 120周年記念 ユニフォーム
1905年に誕生したクラブの120周年を祝う限定ユニフォームは、ホワイトを基調にレッドのたすきデザインを採用したレトロスタイル。基本的に“真っ赤”なユニフォームを着ることの多いマインツだが、今作はだいぶ雰囲気が異なる。
通常は胸に大きくプリントされるスポンサーロゴは、クラブ120年の歴史に敬意を表し右鎖骨に位置を変更。Jakoのロゴと共に刺繍で施された。
クラブの説明によると、“白地に赤たすき”はマインツの最初のユニフォームデザインとのこと。正確には、今作は1911年のキットデザインを再現したという。
背番号のデザインはユニークで、番号の内側に縫い目のようなラインをあしらう。昔は布地の番号をシャツに縫い付けていたので、その再現なのだろう。
背面の肩部分には“MAINZ 05”と“MCMV-MMXXV”を刺繍。後者は「1905-2025」を意味するローマ数字だ。
今作の大きな特徴の一つはエンブレム。左胸には通常とは異なり、2つの車輪を描いたデザインの特別なエンブレムを付ける。
このデザインはマインツの街の紋章と同じで、「十字架でつながれた2つの車輪」を描いたもの。車輪は街の歴史に関係するもので、今回のエンブレムはクラブ創設当時の古い紋章デザインをベースにしている。
現在は佐野海舟の所属クラブとして知られるマインツだが、かつては岡崎慎司(2013-15)と武藤嘉紀(2015-18)も在籍。2人がプレーした時間もまた120年の歴史の一部である。
この120周年記念ユニフォームは、クラブ創設日(3月16日)に最も近いホームゲームとなる15日の第26節フライブルク戦で着用予定。レプリカユニフォームは13日からクラブ会員限定で先行販売となったが、男性用サイズは完売したようだ。