当時21歳だった2021年に同性愛者であることをカミングアウトしたオーストラリア人選手のジョッシュ・カヴァロ。
Aリーグのアデレード・ユナイテッドでプレーしている25歳の彼は、いまだに毎日殺害予告を受けるなど、ヘイトを寄せられていると明かした。
『FIFPRO's Footballers Unfiltered』でこう語ったという。
「今でも毎日、何度も何度も何度も殺害予告が来るし、それを見るのはとても悲しい。
サッカー界でゲイだと公言する選手でいることは非常に危険な状況。誰もが対処して、乗り越えられるものではない。
この世界で受け入れられるには、まだまだ遠い道のりだと思う。だから、これらは人々がカミングアウトする際に考慮する要素になる。カミングアウトをすれば、注目を浴び、プレッシャーがかかり、ネガティブなものが生まれ、長期的には試合に影響を及ぼす。
『カミングアウトして、自分らしく』と人々に言うのは難しい。それには人々が気づいていないような多くのマイナス面も伴う」
そのうえで、個人的にはもっと若い頃にカミングアウトしておくべきだったとも述べたそう。
彼はアデレードで指宿洋史(現ウェスタン・ユナイテッド)ともプレーしたことがある選手。