現在イングランド2部にあたるフットボールリーグ・チャンピオンシップで首位を走っているリーズ・ユナイテッド。
高い得点力を武器に得失点差+51と素晴らしい結果を残しているものの、このところはやや失速気味の状況にある。
3月に入ってからの4試合では1勝しかできておらず、2分け1敗と勝点を落としてきた。そのため2位のシェフィールド・ユナイテッドとの差は得失点差のみと迫られている。
昨季プレミアリーグ昇格を逃してしまったリーズは、その後ジョルジニオ・ラターやアーチー・グレイ、クリセンシオ・サマーヴィルなど中心的な選手を放出せざるを得なくなり、チームを再構成しなければならなかった。
『MSN』によれば、リーズでプレーした元イングランド代表GKポール・ロビンソンは以下のように話していたという。
「リーズが昇格できないとは思わないよ。今の状態ならば、プレーオフには出場できるはずだ。残りの試合数を考えても、昇格の可能性は高いよ。
ただ、他のどのチームにも当てはまることだけど、2部のチームにはハゲタカが群がってくるものだ。特に昇格を逃してしまった場合は、それに応じて財政的なものを切り詰めなければならなくなる」
また『Football League World』の評論家ゲル・リンチ氏は以下のように話し、他のクラブから注目されている存在の一人が田中碧であると語った。
「おそらく、リーズで注目されるのはダン・ジェームズか田中碧である。
田中碧はたった350万ポンドでリーズに加入したが、今シーズンのベストプレーヤーの一人だ。おそらく評価は大幅に上がっていると思うし、プレミアリーグのほとんどのクラブで簡単にポジションを確保できる選手だ。
田中の価値は大幅に上昇しており、1000万ポンド(およそ18.4億円)は軽く超えていると思う。まだまだ成長の余地もあるようだ」
リーズの今シーズンの残りは8試合。自動昇格圏は2位以内であるが、3位のバーンリーまではわずか2ポイントの差となっている。昨季はプレーオフでの敗退だっただけに、2位以内を確実に維持したいところだ。