今シーズンの途中にマルセイユからアイントラハト・フランクフルトへと移籍したフランスU-21代表FWエリー・ワイ。
10代でモンペリエのエースに成長したストライカーであるが、その後RCランスへの移籍で苦戦し、さらに今季の前半戦はマルセイユでレギュラーを獲得できなかった。
そのため、この冬にオマール・マルムシュをマンチェスター・シティに売却したアイントラハト・フランクフルトに移籍することになり、初めてのドイツ・ブンデスリーガを経験している。
3年間で4つのクラブを渡り歩いたワイであるが、ドイツのサッカーはかなり異質に感じているようだ。『L'Equipe』のインタビューで以下のように語っている。
「ブンデスリーガはとても速いからビックリしたよ。スペースが広くて、攻撃側には有利だね。特に僕のようなスピードがある選手にとっては、深い位置まで攻め込めるからね。
トレーニングでも全く違うね。我々は常に走ってプレッシャーをかけることが求められる。メンタリティが異なるんだ。これはフランス人の考え方ではないね。今、それを学んでいるところだ。
ドイツの人々はトレーニングでも試合でも常に多くの努力を要求する。常に集中していなければならない。それが特徴だね。フランスよりも優れていると言っているわけではないけど、違いはあるね」
なお、マルセイユでのプレーが半年間で終わってしまったことには「がっかりしたけど、それがビッグクラブに行った選手の宿命だ。自分の価値をすぐに証明しなければいけないものだし、残念ながら僕にはチャンスが与えられなかった」と語っていたようだ。
ブンデスリーガに新天地を求めたワイはここまでELも含めて6試合に出場してきたが、まだノーゴールと苦戦中。これからどのようにフィットしていくのか注目されている。