3月27日の開幕から、早くも1ヵ月が経過。セ・リーグでは、プロ野球解説者陣の順位予想を大きく覆す状態となっている。そこで、3・4月の試合結果などを分析し、セ・リーグ6球団の現状と、今後の課題を紐解いていく。後編はでは、開幕ダッシュとはならなかった下位3球団を取り上げる。

東北楽天ゴールデンイーグルス

4月下旬で1勝7敗と失速

1994年のジャイアンツ以来、開幕戦での2ケタ得点、完封勝利を飾ったイーグルス。その後4連敗と苦しんだが、引き分けを挟んで4連勝を飾った。そして、4月11日からの7試合で6勝1敗と勢いに乗ったが、その後8試合で1勝7敗と失速して、Bクラスで3・4月を終えた。

投打で内容をみると、投手陣は先発の月間防御率3.01、リリーフの月間防御率が2.96と、どちらもリーグ2位となった。先発陣では、初の開幕投手を務めた荘司康誠が開幕3連勝。その後連敗となったが、プロ4年目での飛躍へ兆しを見せた。復活を目指す早川隆久は3試合の登板で1勝も、防御率1.23と意地をみせた。リリーフ陣では、守護神・藤平尚真が12試合で4ホールド6セーブ、防御率0.64と存在感を示している。

対する打線は、こちらも昨季からの復活を狙う辰己涼介が打率.304、プロ4年目の平良竜哉が16試合で打率.375と飛躍を遂げようとしている。

ただ、投打ともに好不調の波が激しく、その点が月間成績にも繁栄されている印象がある。この点を改善できば5月躍進も期待できるかもしれない。

画像: 4月下旬で1勝7敗と失速

千葉ロッテマリーンズ

リリーフの月間防御率はリーグ1位も……

ルーキーの毛利海大が、球団新人投手として76年ぶりに開幕投手を務め白星。新戦力の活躍が、苦戦した昨季からの巻き返しの要因になるかと思われたが、なかなか白星を伸ばせず、月間成績は12勝14敗と借金2で終えることになった。

快挙達成のルーキーに触発されたかった先発陣は、今季から移籍のアンドレ・ジャクソンは、2勝2敗で防御率3.90と苦しんだ印象。エースの小島和哉は、月間2試合の登板に終わり2敗で防御率も5点台と結果を出せず。また毛利自身も3・4月の勝利は開幕戦のみと苦しいものに。それでもリリーフの八木彬が4勝で、防御率0.73と気を吐いた。また今季守護神を託される横山陸人も防御率0.73で8セーブと期待に応えている。月間のリリーフ防御率がリーグ1位なだけに、先発陣の復調が待たれる。

対する打線は、月間チーム打率はリーグ3位タイの.232。しかし、得点は84とリーグワーストだった。藤原恭大、西川史礁の2人は打率3割をキープも、グレゴリー・ポランコ、ネフタリ・ソトの両助っ人が振るわず。今後の巻き返しには、得点力をどう上げていくかが鍵といえる。

画像: リリーフの月間防御率はリーグ1位も……

北海道日本ハムファイターズ

月間35本塁打と打線爆発も投手陣が苦戦

新庄剛志体制5年目を迎えたファイターズ。今季こそという思いは強かったが、3・4月は、僅差ながらも、まさかの最下位発信となった。

開幕カードはホークスに3連敗。その後の3カードは7勝2敗と巻き返しに成功。しかし、ホークスとの2連戦で連敗を喫すると、その後黒星が先行する形となった。

苦しい出だしとなった要因は、月間チーム防御率リーグワースの3.86の投手陣だろう。エース伊藤大海は、2勝2敗と粘ったが防御率3.99で、6試合で被本塁打7とらしさを欠いた。本拠地の開幕戦でノーヒットノーラン達成の細野晴希も、3・4月1勝止まりと白星を積み上げられず。

対する打線は、3・4月の月間本塁打35本と大爆発。特に万波中正は、月間8本塁打と、個人タイトル獲得へ順調な滑り出しを見せている。得点も122とリーグトップの数字だったが、投手陣の不調が響いた。その一方でチーム打率はリーグ3位タイ。爆発力はあるが、つながり欠いた試合も多くあるだけに一発に頼らない点の取り方もしていきたい。

画像: 月間35本塁打と打線爆発も投手陣が苦戦

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