ラジャ・ナインゴラン

「ニンジャ」の異名を持つ元ベルギー代表MF。
全身にタトゥーを彫り、喫煙や飲酒を公言してることでも知られる。「煙草を吸うことの何が悪い?俺は肺を鍛えているのさ」と豪語しているほど。
2018年にワールドカップメンバーから除外されると代表引退を宣言。ロベルト・マルティネス監督は、戦術的な判断としつつ、彼を選んでいれば大きな間違いになっていたとも述べている。
そんなナインゴランはベルギー人の母とインドネシア人の父の間に生まれた。「人生で孤独を感じたことはない。リアナという立派な双子の兄妹もいる。俺はプレーする時に常に全力だし、どんなボールも奪いに行く。だから、ファンから『ニンジャ』と呼ばれるようになった。母が人生において、とても重要な存在だった。夢を叶えるために戦うことを教えてくれたんだ。母が亡くなった後、母との思い出を自分の肌にタトゥーとして彫ることを決めた」と語っている。
ケヴィン=プリンス・ボアテング

数多くのクラブを渡り歩いてきたジャーニーマンとしても知られる選手。
ガーナ人の父とドイツ人の母のもとにベルリンで生まれた。U-21まではドイツ代表だったが、その後、ガーナに鞍替え。
2010年のワールドカップに出場した翌年、「クラブとの両立の困難さ」を理由に24歳にして代表引退を表明した。その3年後に代表に復帰するも、2014年のワールドカップで監督と衝突。大会中に追放されると、今度は完全に絶縁した。
指揮官を口汚く罵ったとされた彼は、ガーナ代表は素人のような組織で、悪夢のようだったと酷評している。
なお、異母兄弟であるジェローム・ボアテングはドイツ代表を選択。そのジェロームが元妻に対するDVで有罪判決を受けた際、「長い間、ジェロームとは距離を置いている。自分は女性への暴力を嫌悪している。弟の行為には共感しない。だから、彼とはもはや何の関係もない」と絶縁を宣言している。
