かつて『調子乗り世代』として期待されていた1987年生まれの選手たち。

その一員だった元日本代表MF柏木陽介氏は、2023年シーズン限りで現役を引退した。

天才肌のMFだった彼は、サンフレッチェ広島、浦和レッズ、FC岐阜でプレー。

自他共に認める遊び人だったこともあり、破天荒なエピソードがいくつもある。

37歳になった柏木氏は、DAZNの『もりちゃんずコロシアム』に出演。

広島時代には激怒した(当時のミハイロ・ペトロヴィッチ)監督から、『出て行け』と言われたので、実際に出て行ったこともあったそう。ただ、不安になり、監督が帰ってくるまで、部屋の横でずっと待っていたとか。

また、2年目のオフは東京で遊びすぎて、体脂肪率を計測したところ、23%もあったという。

「それまで測ったことがなかったので。ちょうど北京オリンピックがあるということで、絡んでいる選手はみんなやらなければいけなかった。そこで測ったら、見事に23%。

(それでも)普通にプレーはできたので。ただ、(腹周りに)肉がめっちゃついていたので、しかも、8キロも太ったんですよ。

で、アキレス腱痛で2か月くらい(プレーが)できなかった。耐えきれなかったです、足が」

柏木氏と同世代である元日本代表DF安田理大氏によれば、「大体、10%以下が多い世界なので、23%は相当ですね」とのこと。ちなみに、安田氏は、体脂肪を落としすぎると怪我をするタイプだったので、13%ほどだったそう。

そして、柏木氏といえば、浦和を退団することになった騒動もあった。コロナ禍だった2021年2月にキャンプ中の沖縄県で飲食店を貸切って外食をする規律違反を起こしたため、クラブから厳重注意と罰金、そして、練習禁止処分を下された。そして、ベンチ外が続いた後、3月に岐阜へ移籍した。

本人は、その件については、「(浦和からは)『いらない』って言われたので。無言の出て行けですね。悪いなとは本当に思っていました。迷惑はかけたなと本当に思っています」と口にしていた。

筆者:井上大輔(編集部)

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