先日行われた2026年ワールドカップの組み合わせ抽選会において、日本代表が対戦する相手が決定した。オランダ、チュニジア、そしてヨーロッパのプレーオフを勝ち抜く1チームと同じグループとなり、決勝トーナメントへの切符を争うことになった。
今回は、アフリカ予選で非常に恵まれた組み合わせだったとはいえ9勝1分、失点はなんとゼロと非常に安定した成績を残したチュニジア代表で「危険な存在」を5名ピックアップした。
イスマエル・ガルビ

(C)Getty Images
所属クラブ:アウクスブルク(※ブラガからのローン)
年齢:21歳
ポジション:攻撃的ミッドフィルダー
フランス生まれで、パリ・サンジェルマンの下部組織で育ったアタッカー。2020年にはカタールで行われたアルカスインターナショナルカップに出場し、柏レイソルユースを相手に2ゴールを決めた。
2021年にはトップチームに昇格したが、その後ローザンヌへのローン移籍を経てポルトガルリーグのブラガへと加入。今季はドイツ・ブンデスリーガのアウクスブルクへと貸し出されている。
中盤の攻撃的なポジションならばどこでもこなすユーティリティアタッカーで、高い技術とボールコントロール、鋭いパスでのチャンスメイクを得意としている。またセットプレーのキッカーとしても活躍できる選手だ。
モンタサル・タルビ

(C)Getty Images
所属クラブ:ロリアン
年齢:27歳
ポジション:センターバック
今回の予選で1つも失点しなかったチュニジアのディフェンスライン。その中心として全試合に出場した要の選手が、このモンタサル・タルビだ。190cmの長身を武器にしたセンターバックで、空中戦やフィジカル勝負に長けたクラシックなプレーヤーである。
フランスの首都パリで生まれたものの、家族が帰国することになったため12歳でチュニジアへと移住し、名門エスペランス・チュニスの下部組織で育成されたという経験を持っている。プロになってからはトルコ、イタリア、ロシアを経て生まれ故郷のフランスに戻り、2022年からロリアンの中心的な存在となっている。
