日本代表と2026年ワールドカップで戦うことになったオランダ。
そのオランダでは日本人選手たちが活躍しているが、その筆頭が上田綺世だ。
27歳の日本代表ストライカーは、名門フェイエノールトで今シーズン18ゴールを叩き出している。
ただ、上田と渡辺剛が所属するフェイエノールトは、14日に行われた強豪アヤックス戦に0-2で敗戦。板倉滉擁するアヤックスは今シーズン低調だが、上田はゴールを奪えず。

左から渡辺、板倉、上田
そうしたなか、オランダ人名物記者ヴァレンタイン・ドリーセン氏は、フェイエノールトのロビン・ファンペルシー監督の采配に疑問を呈していたようだ。
『De Telegraaf』のポッドキャストで、こう指摘していたそう。
「(負傷した選手の手当てを行うために試合が中断された際)アヤックスのフレット・フリム監督は即座に全選手を戻した。まるでチームミーティングのようだった。
(一方、ファンペルシー監督は)ただその場にい続けた。もしかしたら何かできるかもしれないという瞬間だったが、何も変えなかった。最初からのプレーを続けることに固執した。
他に何ができたか? 例えば、あの日本人選手(渡辺)を前線に上げて、上田の隣に配置することもできたはず。
そうすれば、ショートコンビネーションではなく、サイドからボールを放り込めたはずだ。
彼(ファンペルシー監督)は非常に消極的で、同じことを繰り返していた。それが非常に印象的だった」
空中戦に滅法強いDFの渡辺をパワープレー要員のFWとして前線に上げて、上田との2トップにする策もあったと指摘。
ファンペルシー監督が戦術的介入をしなかったことを批判していたようだ。
筆者:井上大輔(編集部)
