アヤックスの日本代表DF板倉滉は、日本代表の同僚の加入により、立場に変化が生じる可能性があるという。

オランダメディア『FOOTBALL TRANSFERS』は11日、今冬の補強計画次第では板倉が先発争いで厳しい状況に置かれると報じた。

アヤックスは2025-26シーズン前半戦で不安定な戦いが続き、守備的MFと最終ラインの強化を最優先事項としている。

特にジョーダン・ヘンダーソン退団後に空白となった「6番」の補強は急務で、新戦力は即先発で起用される可能性が高いとみられている。

昨夏にボルシアMGから加入した板倉は、当初センターバックとして起用されていたが、現在は守備的MFとしてプレーしている。

だが、データ分析会社『SciSports』の評価では、今季エールディビジの同ポジションにおいて板倉は下位クラスの数値とされ、新加入選手との競争に不安を残している。

さらに注目されるのが、日本代表DF冨安健洋の獲得だ。

冨安はセンターバックを主戦場としつつ、複数ポジションをこなせる万能型で、同メディアは「板倉より高いスキル評価を記録している」と伝えた。

『FOOTBALL TRANSFERS』は冨安ら新加入選手の獲得が、板倉にとって「暗雲」となると表現し、ベンチスタートに降格する可能性を指摘している。

冨安の加入は、“日本代表センターバックコンビ”という側面だけでなく、板倉の出場機会に直接影響を及ぼす要素となりそうだ。

守備の軸として期待されてきた板倉にとって、今冬はキャリアの分岐点となる可能性があり、日本人DF2人の立場の行方が、アヤックスの再建とともに注目される。

筆者:江島耕太郎(編集部)

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