オランダ1部リーグのNECで活躍する22歳の佐野航大。兄である佐野海舟とともに日本代表になった期待の逸材だ。
岡山県出身でファジアーノ岡山でプロになると、19歳だった2023年夏にNECへと移籍。オランダ好みの高いサッカーIQを誇る佐野は、欧州での評価を急激に高めている。
オランダ王者PSVは、司令塔系MFユーイ・フェールマンが今冬にフェネルバフチェへ移籍した場合、佐野の獲得を目指すとされている。
ただ、『ESPN』によれば、佐野を狙うクラブは他にもあるという。
上田綺世と渡辺剛が所属するフェイエノールト、板倉滉と冨安健洋が所属するアヤックスも関心を示しており、PSVを含めたオランダ3強クラブが佐野に熱視線を送っているようだ。
さらに、ドイツ1部ブンデスリーガのクラブ、イングランド・プレミアリーグの2クラブも佐野を注視しているという。
兄の海舟が所属するドイツ1部マインツは、海舟が退団した場合に航大を兄の後継者にすることを検討していると報じられたが、世界最高峰プレミアリーグの2クラブも注目しているようだ。
佐野の移籍金は1000万ユーロ(約18.4億円)を超える可能性があるが、本人はPSV移籍を前向きに考えているという。
来年のワールドカップ出場のためにもオランダ国外ではなく、慣れたオランダ国内での移籍を優先する考えとのこと。
筆者:井上大輔(編集部)
